「聞かざるは之れを聞くに若かず、之れを聞くは之れを見るに若かず、之れを見るは之れを知るに若かず、之れを知るは之れを行なうに若かず。学はこれを行うに至りて止む。」
荀子 儒効篇
「聞かないことは、それを聞いたほうがよく、それを聞くより見るほうがよく、それを見るよりも理解するほうが良い。しかし理解することも実践には及ばない。学問は実践によって完成する」という意味です。
この言葉は、「論語」の為政篇に出てくる孔子の言葉に由来しています。
この言葉は、学問や知識を得る上での重要なポイントを示しています。言い換えると単に情報を聞いても、それが本当に価値あるものであるかどうかはわからないし、ただそれを聞いただけでは理解したことにはなりません。同様に、単に見ても、情報が深まることはありません。真の知識を得るには、情報を理解し、実践に移す必要があります。
この言葉は、学問に取り組む人々にとって、ただ情報を集めるだけでなく、それを理解し、実践することが重要であることを示唆しています。
例文:
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彼は聞かざるは之れを聞くに若かず、之れを聞くは之れを見るに若かずという教えに従い、自分の耳で聞き、目で見ることを大切にした。
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彼女は之れを見るは之れを知るに若かず、之れを知るは之れを行なうに若かずという言葉を胸に刻み、見たことや知ったことを実践することに努めた。
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聞かざるは之れを聞くに若かず、之れを聞くは之れを見るに若かず、之れを見るは之れを知るに若かず、之れを知るは之れを行なうに若かず。学はこれを行うに至りて止むというのは、学問の究極の目的は実践することであり、そのためには一つ一つの段階を丁寧に踏む必要があるということだ。