士は以て弘毅ならざるべからず 論語 秦伯篇
士は以て弘毅ならざるべからずとは、人の上に立つ者は、広い見識と強い意志を持たなければならないという意味です。
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「士」とは、「士農工商」などという言葉からもわかるように、人の上に立つ人、つまり、リーダーの立場にある人物を指しています。
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「弘毅」とは、「弘」が広い見識、「毅」が強い意志力を表しています。リーダーには、広い視野と粘り強さが必要だということです。
この言葉は、『論語』の「泰伯篇」に出てくる曾子の教えの一つです。曾子は、儒学の道を志す者は、その使命は重く、その道は遠いと述べました。仁者となることを自分の任務とし、死ぬまでその道を求め続けることが大切だと説きました。
現代のリーダーは背負うもの、やるべきことが多くて大変ですね。