天衣無縫 コメントする / By KLM / 2023年4月17日 天衣無縫 霊怪録 郭翰 詩や文章などに技巧のあとが見えず自然であって、しかも完全無欠で美しいことを意味します。また、人柄が純真ですなおで、まったく嫌みがないさまを表すこともあります。 「天衣無縫」という言葉の語源は、「霊怪録」という仏教説話集に収録されている「郭翰」という話に由来します。この話によると、郭翰という人物がある夏の夜、庭で寝ていると、天上から美しい織女が舞い降りてきました。郭翰は織女の衣に縫い目がないことに気づき、その理由を尋ねました。すると、織女は「天人の衣は針と糸を使わずに作るのです」と答えました。これが「天衣無縫」、つまり天人の衣に縫い目がない、という成句になりました。 関連