言を以て人を挙げず、人を以て言を廃せず 論語 先進篇
言葉だけで人を尊重、抜擢せず、人の立場だけで言葉を無視したりしないということ。
解説: この文は、言葉には内容や根拠が必要であり、人には言葉に応える行動が必要であるということを示しています。 言葉だけで人を挙げると、虚偽やお世辞になりかねないし、人だけで言葉を廃せると、権力や偏見になりかねないということです。 言葉と人は相互に補完しあうべきであり、言葉には人の価値が、人には言葉の価値が反映されるべきであるということです。
例文:
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彼は言を以て人を挙げずという教えに従い、自分の部下を適切に評価した。
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彼女は人を以て言を廃せずという言葉を思い出し、自分の立場に関係なく他人の意見を尊重した。
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言を以て人を挙げず、人を以て言を廃せずというのは、言葉と人の関係において公平さや真実さを求めることを意味する
これは古来から現代社会にも見ることが出来る現象ですね。