子曰く、郷源は徳の賊なり

子曰く、郷源は徳の賊なり 論語 陽貨篇

 

論語における郷源とは、世間に媚びる偽善者のことです。

 

現代でいうところの見た目がよく評判も良く誠実そうな人ですが、見掛け倒しで本質の伴っていない人の事を指します。
孔子は「郷源は徳の賊なり」と言って、真の徳を乱し害する者と批判しました。
郷源は、地元で人気取りをしている程度の似非君子で、人によって態度を変えて媚びへつらう者です。
孟子も「一郷皆原人と称す、往く所として原人たらざる無し」と言って、郷源を非難しました。

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